青山学院初等部の高い倍率を勝ち抜き受かる子は、日本基督教団の教会学校に通っています。
日本基督教団は日本にあるプロテスタント教会の最大会派。
青山学院も属しています。
通っている幼稚園がキリスト教教育の幼稚園じゃないなら、今週末から日曜の教会学校に行くことをつよく薦めます。
枝光会やみこころなどのカトリック幼稚園に通っている子もキリスト教教育だから大丈夫と油断はできません。家族に青学関係者がいない場合はとくに「青山が第一志望」と印象付ける必要があります。
日曜の教会学校に行くだけで、願書の「通っている教会欄」に書けるのですから、行かない選択肢はないですよね。
フリー枠のご家庭は、家から遠い聖ヶ丘ではなく、近所にある日本基督教団の教会に月1~2回通うだけで、「本気度」が伝わるので手っ取り早いです。
今回は、教会学校に通うことでなぜ合格が近くなるのか、行くならどこの教会学校がおすすめかを解説していきます。
教会を選ぶポイント
まずは日本基督教団のサイトから近所の教会をピックアップ。
教会・伝道所 一覧 | 日本基督教団公式サイト
青山幼稚園の子や東洋英和の子がたくさん通っているところはおすすめです。
青山幼稚園と東洋英和は、日曜学校に行く必要があるから生徒は評判のいい教会に集まる。
毎週行くのですから自然とそうなりますね。
分級が充実してて雰囲気が良く、青山の先生や卒業生も多く通っている教会だとなおよいですね。
行ってみてこの教会ちょっと違うなと思って他の教会に変えたという話はよくある話。
教会変えるのは噂にもなるし(だれの?)抵抗あるな。という方には、事前リサーチをおススメします。
事前リサーチ方法
日曜のこども礼拝がはじまる時間を調べ、15分前くらいに教会の入り口付近に到着しておく。
通ってくる子どもたちや連れてくる保護者をウォッチ。
その教会に集まってくる人を見れば、なんとなく自分と合うかがわかりますよ。
お受験に強いといわれている教会には明らかに受験目的の親子が多い。
受験目的の親子はコーディネートですぐわかりますね。
青山幼稚園や英和の親子はラフな格好です。
その比率なんかを選ぶポイントにする家庭も多いです。
ライバルだらけの中でうまくやる自信がなければ(別に教会で争いがおこるわけじゃありませんよ。)あえて子どもが少なくて、幼稚科もほぼ活動ナシかあってもすぐ終わるようなところでもいい。
子どもがたくさんいてにぎやかなのは楽しいけど、日曜まで知り合いに会うのが面倒、教会でまで人間関係作るのが面倒という青山幼稚園のママは、分級の活動がほぼないような教会を選ぶママも多いです。
初等部生が多く通う教会
聖ヶ丘教会
言わずと知れた聖ヶ丘。
泣く子も黙る聖ヶ丘。
元学院長、現初等部長、初等部の先生方、多くの卒業生が集まる。
受験生からの人気はダントツトップ。レベチです。
ただ、埋もれますね。(何に?)
わたしが願書を添削するときも
「はい、また聖ヶ丘ね、オッケー。」
という感じ。
いや、王道なんでね。正しい選択ではあります。
でも、わたしは知人に推しませんよ。
自らリスクに飛び込むという側面もあるのでね。
もちろん、家が近い人には大変おすすめです。
青山の保護者がボランティアをしていて、手仕事の精度が高い!
子どもは、教会行っても青学関係者だらけなので、それが楽しい~と思える親子にはこの上ない教会。
ただ、上の子が初等部入学していて、数年後に下の子も入学させたい家庭は、教会学校休みにくくてやや辛い。とよく聞きます。
初等部の先生もたくさんいるのでね。
もちろん、先生ご本人はそんな細かいことまでみてないでしょうけど。
聖ヶ丘教会
どの教会も受験前には急に受験生親子が増えますが、聖ヶ丘は初等部受験生が集まる最も有名な教会です。
シンプルにご自宅周辺エリアにある地元の教会のほうが初等部の先生受け、印象はよいです。
駒場エデン教会
通向け。
中等部宗教主任もされていた、故笹森先生の教会。
先生のお人柄もあり数多くの青山関係者が通う。
受験前に卒業生保護者が通わせることでも有名。
青山の保護者がお手伝いしています。
工作・夏祭り・バザー・バーベキューなど、幼稚科も充実。
駒場エデン教会
中目黒教会
幼稚科のプログラムが有料級。
牧師先生もすてきです。
どの教会も幼稚科リーダーの高齢化がすすむなか、中目黒教会は年齢層が厚いのでアクティブな内容でこどもも大満足。
幼稚科にうわばき持参というのも、思いっきりあそぶ前提でよき。(忘れても誰かの借りられます)
教会は、シールやスタンプをもらうのが普通ですが、こちらは100回記念で手作りのひつじちゃんのあみぐるみがもらえる。しかも、好きな色まで聞いてくれるというサービス付き。
リーダーたちによる礼拝のお話がおもしろい。
工作・水遊び・バザー・サマーキャンプなどなど、プログラムが楽しすぎる。
リーダーには頭が下がります。
青山の保護者がボランティアをしています。
附属幼稚園もあるので、青山幼稚園に落ちた子もいる。
中目黒教会ホームページ
本多教会
青山学院の初代院長、本多庸一先生を記念して作られた教会。
Webサイトが充実されていてさすが本多教会とうなります。
説教もアップされていて勉強になる。
一度足を運んでみたくなるカッコイイ礼拝堂です。
日本基督教団本多記念教会オフィシャルサイト
広尾教会
Webサイト作りが素朴ながらきわめて親切。はじめて教会に来る人向けに丁寧な説明がされていてありがたい。
広尾教会
安藤記念教会
こちらも附属幼稚園があります。
初等部の卒業生がボランティアをしていらっしゃいます。
中目黒教会と比較されることも多いですが、土地柄、教会も幼稚園も雰囲気が華やかです。
日本キリスト教団 安藤記念教会
渋谷教会
場所柄、初等部生たくさんたくさんいます。
日本キリスト教団渋谷教会 バックストン バックストン聖会
日曜学校では何をするの?
日曜学校一日の流れ
8時50分 教会で受付シールをもらう
9時 こども礼拝スタート
9時40 分級の活動スタート
教会の一年間の主なイベント
4月 イースターエッグ探し
5月 母の日、教会が一番大切にしているペンテコステ
6月 父の日
夏 夏祭り、夏期宿泊キャンプ、プール遊びもさせてくれる
秋 枯れ葉でやきいも大会
12月 クリスマスにはページェントでお役をもらい初めての劇
お誕生日にはみんなでお祝いしてくれて、手書きのお誕生日カードまでもらえます。
月初めのお誕生日礼拝を欠席すると、なんと郵送までしてくださいます。
教会通いをするメリット
1.願書の「教会学校に行っている場合は教会名」欄に書くことができる
これに尽きますね。
「願書を制するものは初等部を制す」これは有名なことばですね。
教会欄については、通いさえすれば記入できるのですから通わないという選択肢はゼロですね。
2.願書のエピソードのネタ集めに最適
初等部の願書はほぼフリー記入欄ですよね。
書くネタがない。
書いても書いても埋まらないものです。
年少から蓮根抜きに行ったり田植え行ったりハイキングしたり昆虫育てたり、ありとあらゆる体験あそびをする。でもそれだけだとなんか弱い。
そこで、教会の出番ですね。
分級は手のしごと満載なプログラムばかり。ありがたいですね。つくづく。
分級の活動内容には派手さはないですが、なんてったってキリスト教です。
毎回、願書のエピソード作りにいってるようなものです。
通いはじめて1年も経つと、どの体験エピソードを削ろうか悩むくらいになります。
3.キリスト教にハードルを感じないようになる。慣れる。面接でキリスト教教育について聞かれたら自分のことばでふつうに語れるようになる。
知らないことについて話すことほど、むずかしいことってないですよね。
面接はその最たる場所。
どんなにバリキャリのママでも、1代でのし上がったカリスマ社長でも面接でのキリスト教関連の質問にはうまく答えられなかったとおっしゃいます。
答えられない理由は知らないから。
ただそれだけ。
1年も教会に通えばキリスト教には慣れっこになる。
慣れると苦手意識がなくなるから自分のことばで話せるようになります。
この、慣れるって作業がたいせつなんです。
日曜の朝から行く価値はそこです。
卒業生や兄弟関係がこの手の質問に強いのは、ただ慣れてるから。
はじめて教会に行ったパパママの感想で多いのは「意外といいかも」です。
こんなかんじで、意外とよい印象なうえに、追い打ちをかけて教会員さんがやさしすぎておどろく。
なぜこの方たちは、よく知らない子どもたちをこんなに真剣に遊ばせてくれるんだろう?(受験目当てで通ってるだけなのに)
キャンプにまで連れて行ってくれるし、お誕生日まで祝ってくれる。
毎週、工作やお菓子作りの準備をしてくれている。
教会員さんは裕福な方も多く寄付額に腰を抜かすこともあります。
みなさん受験目当ての新参者にもとても親切です。
子どもは、日曜の朝から至れり尽くせりで遊べるんだから教会が好きになる。
親はキリスト教に慣れてきて、なんかいいかも感が芽生える。
あ、毎週行かなくていいですよー。
ページェント前には劇の練習がたのしい子どもが行きたがることもあけど、疲れてるのにムリして行くところじゃないですからね。教会側もそんなことはまったく求めてないから行けるときにムリなく続けてみてくださいね。