初等部のフリー枠はひと握りじゃない

受験準備初期

青山学院初等部に受かる子はどんな子?

青山学院初等部=縁故校とイメージされる方も多いのではないでしょうか?
青山学院初等部に受かる子は学院関係者や芸能人の子どもが多く、いわゆるフリー枠は、なくはないけどひと握りだとよくいわれます。

でも、実際のところ、初等部のフリー枠は多い。
1クラス男女合わせて32人中、14人がフリー枠。
卒業生でもなく兄弟関係でもなく、学院職員の知り合いもいない家庭。
これは卒業生であるわたしが初等部に入った娘のクラスでママ友、パパ友にリサーチした結果なのでリアルな数字。
思っていたより多い印象ではないでしょうか?

学院関係者が一定数入学しているのは、第一志望としてしっかり準備しているからですし、
併願せず初等部単願というのはよく聞く話で、うちの娘2人もしかり。
初等部の入試対策だけに専念しているのですから、合格者が多いのは当然ですね。

もしご家庭で「初等部に入れたいね」という話が出ているなら、初等部を第一志望にしてしっかり準備しましょう。
やるべきことをやりきれば、初等部入学は叶います!

フリー枠が増えた理由


近年、大学や高等部からの強いプレッシャーもあり、初等部のカリキュラムがより完成度を求めるようになってきたんです。
半世紀以上続く初等部独自のカリキュラム。
低学年だと、「手のしごと」「詩の暗唱」「毎日の日記」「年間通しての水泳」
課題に対して求められる完成度が2段階ほど上がったイメージ。

例えば、初等部が大切にしている音読。
40年前:音読の宿題がでる。評価は生徒の自己評価。
15年前:音読の宿題がでる。評価は生徒の自己評価と保護者評価。保護者は毎日音読を聞いてコメントを書く。とはいえ、音読の成果を発表する場もないので、音読表が配られた初日にペンを3種類くらい用意し、聞いてもない音読に対してまとめてコメントを書いても支障なし。殆どの家庭がこれだった。
現在:音読の宿題がでる。礼拝堂で学年全体の音読大会。こうなってくると課題をどのようにこなしているかが一目瞭然。親も気合が入り、子役?ってくらいまで仕上げてくる。親の思惑は〇〇さんのお子さんより目立ちたい。だったとしても、子どもを仕上げるということに変わりはない。

1年生から宿泊行事がある初等部。
6年生にもなるとクラブ活動の合宿+洋上小学校+雪の学校+国内短期留学で年19日ほど宿泊行事に行く子もいる。
こうなると先生方のフォローが大変。

課題ひとつひとつの完成度を上げる指導を続けて学力の底上げをするにも限界がある。
中等部、高等部の偏差値を維持しようと思ったら、下から上がってくる子も基礎学力を上げないといけないですから、初等部への思いが強いご家庭の優秀なお子さんは喉から手が出るほど欲しい。
そこで、ついに入試の内容を変え、フリー枠も増やしたといういわけ。

もちろん、兄弟関係や卒業生、代々続く日本を代表する企業からIT長者、政治家や芸能人に野球選手、お相撲さんまで、セレブすし詰め状態なのは確か。
だからこそ青山は私立でいちばん寄付が集まり、幼~大学まですべてのメイン校舎を耐震構造の高い校舎に建て替えることができたのです。これは学校選びのポイントとしてあまり触れられていないけれど、とても大切なポイントですよね。
超難関校と言われる国立私立の学校は、総じて校舎が古いので、大切な子どもを通わせるのは少し心配です。

小学校受験校の中でもひときわ倍率が高く、女子は補欠も一桁しか回らない超難関の初等部。

「ここまでしたんだから合格できる」という自信がもてるくらいやりきってください!
このブログでは、関係者はぜったいに外さないたいせつなポイントをすべてお伝えしますので、ぜひ実践してみてください。

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