初等部のフリー枠はひと握りじゃない

青山学院初等部=縁故校というイメージ。
青山学院初等部に受かる子は学院関係者や芸能人の子どもが多くて、一般家庭いわゆるフリー枠はひと握りだと思われる方が多いのではないでしょうか。

でも、実際は初等部のフリー枠は多いのです。
というか、フリー枠が増えたのです。
1クラス男女合わせて32人中、10人前後はフリー枠。
これは卒業生であるわたしが初等部に入った娘のクラスで保護者のみなさんにリサーチした実際の話。
思っていたより多い印象ではないでしょうか?

学院関係者(兄弟が入学している、卒業生、学院職員の知り合いがいる)が一定数入学しているのは、第一志望としてしっかり準備しているからです。
併願せず初等部単願というのはよく聞く話で、うちの娘2人もしかりです。
初等部の入試対策だけに専念しているのですから、合格者が多いのは当然かもしれません。

もしご家庭で「初等部に入れたいね」という話が出ているなら、初等部入試にトライしてみませんか?

初等部卒業生で、娘2人も初等部出身のわたしが、初等部専門塾の願書、面接指導で培った知識と、青山ファミリーしか知らないリアルな初等部話をご紹介します。

フリー枠が増えた理由


近年、大学や高等部からのプレッシャーもあり、初等部のカリキュラムがより高度になってきたんです。課題に対して求められる完成度が2段階ほど上がったイメージ。

例えば、初等部が大切にしている音読。
40年前:音読の宿題がでる。評価は生徒の自己評価。
15年前:音読の宿題がでる。評価は生徒の自己評価と保護者評価。保護者は毎日音読を聞いてコメントを書く。とはいえ、音読表が配られたらペンを3種類くらい用意してまとめてコメントを書く親も多い。
現在:音読の宿題がでる。礼拝堂で学年全体の音読大会。こうなると気合が入る親も出てくるから、子役?ってくらいまで仕上げてくる子がわりと多くなる。

1年生から宿泊行事がある初等部。
6年生にもなると年15日ほど宿泊行事に行く子もいる。
こうなると先生方のフォローが大変。
学力の底上げをするにもほどがあるので、ここ数年で入試の内容も変わり、フリー枠も増やしたんです。
中等部、高等部の偏差値を維持しようと思ったら、下から上がってくる子も基礎学力を上げないといけないですから、初等部への思いが強いご家庭の優秀なお子さんは喉から手が出るほど欲しいのです。

もちろん、兄弟関係や卒業生、代々続く日本を代表する企業からIT長者、政治家や芸能人に野球選手、お相撲さんまで、セレブすし詰め状態なのは確か。
だからこそ青山は私立でいちばん寄付が集まり、幼~大学まですべてのメイン校舎を耐震構造の高い校舎に建て替えることができたのです。これは学校選びのポイントとしてあまり触れられていないけれど、とても大切なポイントですよね。
超難関校と言われる国立私立の学校は、総じて校舎が古いので、大切な子どもを通わせるのは少し心配です。

小学校受験校の中でもひときわ倍率が高く、女子は補欠も一桁しか回らない超難関の初等部。

「ここまでしたんだから合格できる」という自信がもてるくらいやりきってください!
このブログでは、関係者はぜったいに外さないたいせつなポイントをすべてお伝えしますので、ぜひ実践してみてください。

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